タイトルに惹かれて買ってみた本。
フィジーに移住した著者が自身の経験から学んだフィジーの人々の考え方や日々の過ごし方について描いてある。
フィジーの中でも都会と田舎では違うと一部記載があったので
これ一冊がフィジーの全てを語っているわけではないだろうけど
幸福度の高い国の人たちの生活や考え方はすごく参考になる。
それと共に、
自分が海外と日本の生活を両方経験した上で
帰国したばかりの頃に感じた違和感や息苦しさは
ここにあるなと改めて感じた部分もある。
国策などではなく考え方を変えれば幸せになれるとは言っても
フィジーの方の考え方を今の日本で個人単位で取り入れると、
変わり者、または周りに迷惑をかける人と思われてしまうものも多いので
できるところをうまく取り入れていけたらいいな。
幸せの構成要素と思われている部分に関して
日本は世界中でもかなり高い比率で全ての要素を満たしている。
それでも幸福度が低いのには
幸せの要素は目に見える数字で表せないことだという点も共感。
国や地域が発展すると
物理的に豊かになる、そして忙しくなる。
それと共に満たされない心、もっと欲しいと思う心が出てくる。
その中で人との繋がりという大切な部分を失わずに
どうやったら気にしすぎない、穏やかな心のままでみんながいられるんだろう。
中国、アメリカ、カナダしか住んだことがないけれど
そのどれよりも、せかせかしていてきちきちしていると感じる日本。
みんなが幸せだと感じながら生きていける日本になってほしいしどうやったら自分でもそれを発信できるか考える。
読み終えてフィジーに行ってみたいなと思った!
- 感想投稿日 : 2024年2月18日
- 読了日 : 2024年2月17日
- 本棚登録日 : 2024年2月9日
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