十一月の扉

著者 :
  • リブリオ出版 (1999年9月1日発売)
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本棚登録 : 427
感想 : 63
5

わくわくするし、面白いし、ほっこりする。
そしてそれだけじゃなくて、子供の頃や思春期の頃の不安定な気持ちが絶妙なバランスで描かれていて、自分にもこの気持ち身に覚えあるなぁと、どこか懐かしさも感じます。

主人公の女の子が作中で書く物語も面白い。
十一月荘での暮らし、物語を書くこと、新しい出会いとそして別れを経験することで成長していく主人公の姿がとても眩しくて、少し寂しくて、読後にはじんわりとした温かさを感じました。

主人公と同年代くらいの男の子も登場するんだけど、この子がまた魅力的なんですよね。
そして2人の関係性も甘酸っぱくてちょっとキュンとなりました。
こんな気持ちしばらく忘れてたわ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年3月3日
読了日 : 2021年3月2日
本棚登録日 : 2021年3月2日

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