昨年からの積読の1冊がやっと読み終わった。
長かった....
高校のとき、世界史を選択したが、中東、アフリカ、東南アジアの地域がなかなか覚えられず、
苦労した覚えがある。
そして、ほとんど忘れている!
池上さんの本なども過去に読んだが、そのときはフムフムとなっても、またしばらくすると、理解があいまいになっている。
本書を読んで、「あー、そういえば、この内容過去に読んだ本に書いてあったな」と思うことも多かったが、自らの口で説明しなさいといったら、間違いなくできないと思う。いつまでもボヤーっとした理解で、本当の知識が定着していない。(自分の頭の悪さに情けなくなる)
ただ、世界史を学んでいるときに地政学的観点もあわせて学ぶともっと理解が早かったのでは、と思った。
また、その地域で起こったこと、そのときアメリカ、ロシア、中国の大国はどのとうな思惑をもって動いたか等の解説がとてもわかり易かった。
ただ、エピローグで、明治維新後、第二次世界大戦後、日本人がどん底から立ち上がってきた底力がある、再びはい上がる時代を迎えていると筆者は結んでいるが、戦後育ちの私達が当時の時代の方たちと同じ様なはい上がる力があるのだろうか?という危惧を抱いてしまうのは私だけだろうか?
いや、気持ちは、「ある」と信じたい。
筆者がときどき吐く毒が、クスッと笑えた。
ときどきこういう本を読んで、世界における日本の立ち位置を俯瞰的に考えるということも大事にしていきたい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
歴史・地理・地政学
- 感想投稿日 : 2023年10月8日
- 読了日 : 2023年10月8日
- 本棚登録日 : 2022年10月2日
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