かえるをのんだ ととさん―日本の昔話 (こどものとも絵本)

著者 :
  • 福音館書店 (2008年1月25日発売)
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本棚登録 : 1163
感想 : 120
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大爆笑間違いナシの昔話しです。

絵本のタイトルでは、どんな絵本かわかりにくいでしょうからネタバレで教えます。


おなかが痛む「ととさん」が「かかさん」に、どうしたらいいか相談するのですが、「かかさん」は「おしょさま」に聞けと。

お腹に虫がおるんじゃろうと、「おしょさま」は、おなかの虫を退治するために「かえる」を飲むことをすすめます。

素直に「かえる」を飲み込む「ととさま」。

しかし、今度は、おなかの中を「かえる」が動き回るもんだから
「ととさん」は「かかさん」に相談します。

「かかさん」は、「おしょさま」に相談しろと。
「へび」を飲むと良いと言われた「ととさま」は、素直に「へび」を飲み込みます。

おなかの中で「へび」が「かえる」を退治してくれますが
今度は、おなかの「へび」がにょろにょろ気味が悪く・・・。

後半は、「猟師」を飲み込んだり、「おに」を飲み込んだりと
ハチャメチャですが、何かあるごとに「おしょさま」に聞けという
淡白な「かかさま」の対応や「ととさま」のありえない行動に子ども達はもちろん読み手も終始爆笑です。

最後に「おに」は、豆まきで追い出されますので、節分前の読み聞かせにももってこいの絵本です。

昔話しらしい言葉もたくさん出てきますので、昔話しの楽しさに触れるいい機会にもなるかもしれませんね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: えほん
感想投稿日 : 2012年1月20日
読了日 : 2012年1月20日
本棚登録日 : 2012年1月20日

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