読んでいて、これが哲学の話なのという違和感を感じた。
目次を見て見よう!
第1章 正義論
第2章 承認論
第3章 自然主義
第4章 心の哲学
第5章 新しい実在論
第1章に関しては、ロールズを巡る政治哲学の話のように思え、第2章の承認論に関しては、現代思想も出てきて哲学ぽいのだが、第3章は、心理学や科学哲学の話に思えるし、第4章も、心理学や認知科学の話に思える。
唯一、古い僕が、哲学らしいと感じたのは、マルクス・ガブリエルも登場する第5章の『新しい実在論』だ。
特に認知科学に関する項目は、まるでSFのような世界であった。
巻末に簡単な読書案内があるが、ある程度、哲学にも親しみ、少しだけフランス現代思想も勉強している僕が興味をそそられたのは、第5章の案内である、マルクス・ガブリエルの著書かモノへの考察である著作のみだった。
この本で紹介している全ての著作に目を通していて、内容を把握しているのは全く驚嘆であるが、それぞれの章のテーマに則して、その哲学の歴史が、現代の最前線まで紹介されている。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年1月28日
- 読了日 : 2021年1月28日
- 本棚登録日 : 2021年1月28日
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