大学図書館で働く麦本三歩の日常を、彼女が好きなものと絡めて描かれてる短編集。小さな幸せを存分に楽しむ三歩の一人言にほっこり。おっちょこちょいで不思議ちゃんで仕事では先輩達にしょっちゅう怒られるけどなんだかんだと愛されてしまう三歩の立場にあざとさを感じるけど、好きなものに対する真っ直ぐな気持ちや「君が好き」や「ファンサービスが好き」での友達への想いを読むと愛される理由が納得出来る。色々大変な時にきちんと言葉で自分はいつでも味方である、と伝えてくる友達は貴重。でも実際にいたらこんな後輩イライラするわ絶対。「モントレーが好き」で三歩を苦手な先輩がその理由を言語化していてまさに!それ!だ。それに対しての三歩の反論がまたイラつくけどこう考える方が人生お得だ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年2月11日
- 読了日 : 2021年2月5日
- 本棚登録日 : 2021年2月11日
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