高校野球部のチームメイト、かつてのエースの宇土がプロ入りした先の有名監督の殺害容疑で逮捕された。犯行は否認しているが不利な条件の中新米弁護士の中垣が他の仲間達の力も借り法廷に挑む。現在の事件の過程とかつての野球少年達の熱い日常が頻繁に入れ替わって語られるので慣れるまでちょっと混乱。しかし法廷での堂々とした対決やある理由から甲子園を目指して一丸となる所までいくと先がどんどん気になって読み進めてしまった。事件の真相の鍵が唐突に出てきて拍子抜けたけどそれが気になっていたエピソードに繋がり友情の尊さに胸が熱くなった。事件はむしろオマケだなこれ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2019年10月15日
- 読了日 : 2019年10月13日
- 本棚登録日 : 2019年10月15日
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