空気の底 (秋田文庫 1-36)

著者 :
  • 秋田書店 (1995年8月10日発売)
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本棚登録 : 290
感想 : 25
3

読まずに本棚にあったが、久しぶりにマンガでもと思い読んだ。手塚治虫の短編を初めて読んだ。
それぞれ、なかなかドロドロしたストーリーで飽きずに読めた。
読み終わって、手塚作品はSFであることに気付いた。本書が短編のため余計にそう思ったのだろうが、星新一のショートショートを思い出した。
そういえば、鉄腕アトムも原子力の子。星新一も、科学の悪の側面に視点を置いたショートショートだ。
手塚治虫もマンガを通して、人間のエゴを描き、科学への盲信に対する警鐘を鳴らしていたのだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 手塚治虫
感想投稿日 : 2017年5月22日
読了日 : 2017年5月22日
本棚登録日 : 2017年5月21日

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