新春歌会―酔いどれ小籐次留書 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎 (2011年2月9日発売)
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感想 : 15
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<酔いどれ小籐次留書>シリーズ第15弾。

国三くんの代わりの梅吉くん。
おりょうさんの事を「年増」と言って大番頭さんに注意を受けるも、小籐次は「世間で言えば年増と評して問題ない。誰でも歳を取る」と鷹揚に答える、が、わたし個人的にはだからと言ってそう言われて気分が良いわけでもなし、梅吉がお客商売として考えれば女性をそう呼ばわることは得にならないと思うのだがなぁ。
国三を甘やかした結果を考えるに、これはどうかと思う。
大番頭さんが注意したことを、梅吉の前で覆すのは梅吉にとっても良くないことだし、大番頭さんの立場がないのではないか。
どうであろうか。と細かい所が気になる。

ところで、おりょうさんに久慈行灯を作って、それにおりょうさんの歌を認める…みたいな話はどうなったのか。
もう何巻か待ったけど、読み逃しただろうか。
もう叶った体かな。
久慈行灯の話は飽きた?(笑)


師走の江戸の様子が知れて楽しい1巻。
面白かった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 時代小説
感想投稿日 : 2017年1月11日
読了日 : 2017年1月11日
本棚登録日 : 2017年1月11日

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