「蘆屋家の崩壊」から読もうと思ってたのに、何を勘違いしてかこっちから読んでしもた。
いや、この読み方もアリ。問題なし。
読むと物語にぐいぐい牽引されていく。下手するとあっちの世界に足を踏み入れすぎてしまいそう。
そして、そら恐ろしい。
ピカルディの薔薇に「虚無への供物」オマージュぽいなと思い、フルーツ白玉の食べ物の描写にえぐいなと思い、跋でああ全部意図通りに感じてて作者の掌の上で踊らされていたんだと。
どこまでが本当でどれが現実か分からないのが心地よい。
ミステリか幻想かホラーかブクログの便宜上カテゴリ分けが難しいね。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
幻想
- 感想投稿日 : 2013年5月2日
- 読了日 : 2013年5月2日
- 本棚登録日 : 2012年10月19日
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