キャッチーな題名だ。
禅体験後に書いたエッセイや対談をまとめた本。
人の行いの全ては業だ。
けれど業とはそもそも何だろう?
目標を立てたり、目的を見つけた時、それが本当に自分の人生に重要かどうか、どうしてわかる?
本人が満足していても、それは自分の人生を肯定したいだけじゃないの?
無になったら悩みも苦しみもなくなる。でも、他者に認められて初めて一人の人間として立つことができているのに、底から生まれる何もかもを消していこうだなんて、馬鹿げていない?禅について書いているのを見ると、人間はあんまり賢い人間じゃないな、と思う。それとも、自分の姿を投影しているだけかしら。
けれど無心になりたいとも思う。どうしたら無心になれるの?我欲や妄想で心を汚すのは、もううんざり。
創作上の約束事は、作品を豊かにするの?貧しくするの?
何かをとことんやってみるには、どうしたらいいだろう?
因縁とは何?
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年8月12日
- 読了日 : 2017年8月20日
- 本棚登録日 : 2015年4月18日
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