本屋でたまたま手にとって、家に帰ってから無我夢中であっというまに読了。こんな良い本、久しぶりに出会いました。
ある出来事がきっかけとなり、主人公の拓人くん、忍くん、宇太佳くんが田中さんと交流していく物語なのですが、全体を通して優しい雰囲気が流れているのに、どこか切ない、胸がぎゅっとしてしまうのは、私が四十路に差し掛かっているからかもしれません(読みなが大泣きしました汗)
小学校6年生というちょうど思春期の入口で、本人達もまだ持て余してしまうような心の動きや、男女差のイライラ、また大人の身勝手な言動など、大人の私が読んでもその気持ちにとても共感してしまいました。
高学年の読書感想文用として本屋に並んでいましたが、大人が読んでも読みごたえはあります。お子さんと一緒に読むのも良いかと思います。とりあえず読書感想文は横に置いておいて、ぜひ読んでみて欲しい一冊です。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年7月13日
- 読了日 : 2023年7月13日
- 本棚登録日 : 2023年7月13日
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