主人公が、親友へあてた手紙という体裁を採っているため、他の小説にはない独特の視点を感じる。すなわち、客観的事実のみを並べているものと違うのはもちろん、主観を淡々と語る小説とも違い、主人公が見栄を張って事実を誇張したり勘違いしたりという補正がかかっている。その点が、自分としては初めて出会った感覚だった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
青空文庫
- 感想投稿日 : 2022年7月1日
- 読了日 : 2022年7月1日
- 本棚登録日 : 2022年6月27日
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