容姿、実力にも恵まれた女優さんであることは間違いない。ジャーナリスト的活動に転身できたことも、その幸運に一因する部分もあるだろう。けれど本書を読んで思ったのは、想像以上に信念の人であり無鉄砲の人であった。娘家族との別れを「三つ目の卵を割った」と表現し、違和感やひずみを見ないふりせず、甘い幸せに溺れず、また違う場所へ向かい出すところは、少し破滅的なほど。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2021年12月9日
- 読了日 : 2021年12月8日
- 本棚登録日 : 2021年12月1日
みんなの感想をみる