幕臣たちの明治維新 (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社 (2008年3月19日発売)
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内容ですが、
まえがき
第1章 徳川家の大リストラ
第2章 激動の幕末を見た御家人
第3章 静岡藩の消滅
第4章 西南戦争と江戸っ子気質
第5章 江戸ブームの到来
あとがき
となっています。
我々が習う近代史は、勝者の薩摩・長州藩側の立場からの視点である。
欧米列国の脅威から日本という国を守るという観点から言えば、徳川幕府も様々な取り組みを行ってきたのであるが、如何せん戊辰の役で敗者となり、明治維新を迎えてしまった。
近代日本に限らず、敗者の立場に立った視点は古今東西の歴史に共通するのではあるが、この本は、敗者として生きなければならなかった徳川家幕臣がどのように生き続け、何を感じ、明治という時代をどう見ていたかを明らかにしたものである。
現代に生きる人間、また将来の日本人のためにも、しっかり徳川側からの歴史的事実も知っておかなければならにことだと私は思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史
感想投稿日 : 2019年1月18日
読了日 : 2019年1月18日
本棚登録日 : 2018年9月9日

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