幽霊人命救助隊

著者 :
  • 文藝春秋 (2004年4月7日発売)
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本棚登録 : 507
感想 : 121
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 幽霊たちのヒューマン・ドラマ。文章が平易で読みやすく、ドアや窓をすり抜けられない、生きてる人間には話しかけられないなど、幽霊に課されている制限もおもしろい! 一つ一つのエピソードもほっこりするものばかりで、楽しめる(^^)
 私としては、救助する幽霊たちがもう少し救命への葛藤を持ってほしかった。末期癌のおばあさんの場面はありましたけど、予定調和的というか。しかし、100%楽しめる小説です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本文学
感想投稿日 : 2012年4月1日
読了日 : 2012年4月1日
本棚登録日 : 2012年3月31日

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コメント 2件

猫丸(nyancomaru)さんのコメント
2012/04/17

「予定調和的というか」
尾崎さんも、この本読まれていたんですね。
私は、この手の話に関しては、予定調和・ご都合主義・楽天的なストーリー大賛成なんです。
少しでも、思い直す切っ掛けになれば(絶望している人は読まないでしょうけど、、、)←私が能天気なだけかな・・・

尾崎さんのコメント
2012/04/20

たしかにメンタルがガタッと来てるときにつらい展開は読みたくないですもんね( ;´◡`)
でも本当におもしろい小説でした~!

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