オルタネート (新潮文庫 か 93-3)

  • 新潮社 (2023年6月26日発売)
3.83
  • (39)
  • (71)
  • (48)
  • (5)
  • (3)
本棚登録 : 1243
感想 : 54
4

「なれのはて」が直木賞にノミネートされている今。
ハードカバーは通勤に持ち歩きにくく、
最初の加藤さんは本書になりました。
-------------------------
わたしは、わたしを育てる――
10代3人の恋、友情、そして未来のゆくえ。
-------------------------
どうしても著者の加藤シゲアキさんとほぼ同年代のため、
アイドルとしての印象が強くて、読めるか不安でした。

第一の感想は、
「顔良くてアイドルで文章が書けるって…!」と
羨望と嫉妬と感心ととにかく一言でした。笑
天は二物を与えないんじゃないのか!笑
というのと、
普通の青春送ってないんだろうと思っていたけれど、
どうしてこんなに青春小説描けるんだろう、でした。

高校生限定のFacebookのような「オルタネート」を主軸に三人の高校生(ひとりは中退ですが)を描いています。
料理コンテスト、文化祭、バンド、オルタネートでの出会い、とにかく盛沢山です。

登場人物が多すぎて名前が覚えられず挫けそうになりましたが、メインは数名なので他のクラスメイト達はなんとなくで大丈夫です。苦笑

途中、ちょっと胸キュンな場面もあり、
そこはやっぱりアイドル思い出して
ちょっとニヤニヤしちゃいました。苦笑

あっちが動いて、こっちも動いて、
合流するのかと思いきやすれ違って、
最後はちゃんと着地する。
結構ボリュームありましたが、
途中からはハイペースで読み終えました。

ご飯がおいしそうです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 加藤 シゲアキ
感想投稿日 : 2024年1月8日
読了日 : 2023年12月23日
本棚登録日 : 2024年1月8日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする