タイトルや表紙の印象からミステリーを想像していたけど、読んでみると、ちょっと不思議でじんわり良いなあと思う話が多かった。どれもこれも続きが気になる展開で、気付くとページが進んでいた。
主人公の夢が、努力してもかなわず泣く泣く諦めたりと、ほろ苦い話もあったけれど、主人公が本当に不幸な目にあったりはせず後味の良い話が多かった。道はひとつではない、という気持ちにさせてくれる本でもあった。
「6時間後に君は死ぬ」と「3時間後に僕は死ぬ」は、時間が経過していく描写が巧みで、緊迫感があってハラハラした。
特に好きだったのは「ドールハウスのダンサー」。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
○小説(日本)
- 感想投稿日 : 2019年4月30日
- 読了日 : 2019年4月9日
- 本棚登録日 : 2019年4月9日
みんなの感想をみる