消えた十手 (双葉文庫 か 29-1 若さま同心徳川竜之助)

著者 :
  • 双葉社 (2007年9月13日発売)
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徳川の御三卿のうちの、田安徳川家の十一男、竜之介が何を思ったか、「同心になりたい」といって、周りの者が止めるのも聞かずに同心になってしまう。

まぁ、普通に考えたら十一番目の男子であれば、よほどのことがなければ「将軍職」が回ってくることなど考えられないし、ましてや家督を継ぐこともないだろう。

息苦しい自分の家を飛び出し、同心になった竜之介は、江戸の街で生き生き暮らす。

あてがわれた名前と、そして飯炊き女の役目をおったやよいと、いくつかの秘密を背負って、竜之介は今日も江戸の街を歩く。

やよいとの関係がどうなるのかも気になるし、背負わざるを得なかったのかも知れないその秘密がどのように今後絡んでくるのかがもっと気になる。
じっくり続きを読みたい本。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2019年2月17日
読了日 : 2019年2月16日
本棚登録日 : 2019年1月24日

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