タイトルは当然綾辻行人の「館シリーズ」へのオマージュですが、内容的には外連味たっぷりな「館シリーズ」よりもむしろ、有栖川有栖の「学生アリスシリーズ」を思わせる、探偵以外は見落としていた小さな(しかし重要な)証拠を積み上げて畳み掛けるような論理展開で犯人を絞り込む、ガチガチの本格フーダニットです。
登場人物たちのラノベ風味のやりとりは個人的にはちょっと苦手ですが、普段はラノベしか読まない人たちがこの作品を読んで本格ミステリの面白さに気付いてくれれば、と思いました。
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- 感想投稿日 : 2013年10月22日
- 読了日 : 2013年10月22日
- 本棚登録日 : 2013年10月22日
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