さよならジュピター 上 (ハルキ文庫 こ 1-15)

著者 :
  • 角川春樹事務所 (1999年5月1日発売)
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日本のSF小説界の重鎮、小松左京が日本のSF映画をけん引すべく自ら原案、脚本、製作、総監督を務めたSF超大作映画『さよならジュピター』のシノプシスを、作者自身がノベライズしたのが本書。1973年に刊行され一躍ベストセラーとなり、映画版も大ヒットした小松の代表作である『日本沈没』を、さらにスケールアップして舞台を太陽系に移し≪リメイク≫したSFスペクタクル巨編の上巻。
 西暦2125年、太平洋上の無人島が一夜にして姿を消した。その調査に向かった遠距離宇宙調査船「スペース・アロー号」も突然消息が途絶える。一方、主人公の本田英二(旧称:小野寺俊夫)はマリア・ベースハート(旧称:阿部玲子)と運命的な出会いを果たすが、エドワード・ウェッブ総裁(旧称:田所雄介博士)の命により木星の大気の海に存在すると伝えられる謎の浮遊物体調査の為に木星大気圏深部調査艇「JADE-Ⅲ・わだつみ」に乗り込み木星の深海で海底乱泥流《ジュピター・ゴースト》に遭遇する。その発見と遭難した「スペース・アロー号」の飛行経路から太陽系マントルの異常によるマイクロ・ブラックホールが太陽に向かって来る事が判明する。
このままでは数年で太陽はブラックホールと衝突して太陽系から沈没してしまう。太陽系が壊滅してしまう前に地球から他の生存が可能な天体に全人類を移住させるという人類の存亡をかけた一大計画「木星太陽化D計画-1」がついに発動される!驚天動地のスペクタクル巨編『さよなら日本ジュピター沈没』は怒涛の下巻へ!(←あらすじは一部ねつ造個所有)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノベライズ
感想投稿日 : 2013年10月20日
読了日 : 2013年10月22日
本棚登録日 : 2013年9月17日

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