21(twenty one) (幻冬舎文庫 し 27-3)

著者 :
  • 幻冬舎 (2011年6月9日発売)
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本棚登録 : 376
感想 : 45
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とても仲のよかった21人の同級生。その中の一人が自殺し、その理由は何かを考える・・・という流れでは、辻村深月を思い出したが、辻村深月が闇を描く印象があるのに対し、こちらは常にどこかに光があった気がする。
とはいえ、決してすっきりとできるような話だと言い切ることはできない。
それは人が一人、自ら死を選んだということなのだから、当然だろう。そういった、当然の哀しみや、悔いというものを、やわらかく受け止めて、その上で先に進む。
そういった世界が、とても好きだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ヒューマン
感想投稿日 : 2012年2月25日
読了日 : -
本棚登録日 : 2012年2月25日

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