とても仲のよかった21人の同級生。その中の一人が自殺し、その理由は何かを考える・・・という流れでは、辻村深月を思い出したが、辻村深月が闇を描く印象があるのに対し、こちらは常にどこかに光があった気がする。
とはいえ、決してすっきりとできるような話だと言い切ることはできない。
それは人が一人、自ら死を選んだということなのだから、当然だろう。そういった、当然の哀しみや、悔いというものを、やわらかく受け止めて、その上で先に進む。
そういった世界が、とても好きだ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ヒューマン
- 感想投稿日 : 2012年2月25日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2012年2月25日
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