湖に浮かぶ小島に今年も市が立った。
“細蟹の市”には、何でも売っているらしい。
合法・非合法、本物・贋作、お宝・珍品、生死の区別なく人間さえも。
売っていない物はないとまで言われる異形の市には、今日も誰かが迷い込む…。
市にやってきた者の話と、市の治安を守る者の話とが交互に語られる連作幻惑ミステリー。
ダークファンタジーといったところでしょうか。不思議な話が好きな方におすすめの一冊。
えぐみが少ないので読みやすく、ミステリ要素も楽しめる。「ほほう」と唸る読後感です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
幻想・異能力・異世界
- 感想投稿日 : 2018年7月27日
- 読了日 : 2018年7月27日
- 本棚登録日 : 2018年7月20日
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