風間教場

著者 :
  • 小学館 (2019年12月18日発売)
3.68
  • (28)
  • (95)
  • (81)
  • (7)
  • (0)
本棚登録 : 618
感想 : 94
3

★3.5

必要な人材を育てる前に、不要な人材をはじき出すための篩。
それが、警察学校だ。
警察学校第百二期短期課程の教官を務める風間公親は、警官の資質なしと見なした生徒には、
容赦なく退校を命じる鬼として知られていた。
その風間に校長の久光が命じたのは、「退校者ゼロ」の模範教場を作ることだった。
風間はミッションをクリアできるのか!?

教場シリーズも、既に4冊目ですね。
先日はテレビドラマで、風間教官役をキムタクが演じました。
勝手に思い描いていた教官のイメージと違うキャストにとても驚きました。
でもキムタクも流石ですね~好演していました♪

今回は無茶振りが大好きな校長からの無茶振り
「一人の退学者を出さない」「出たら君も辞めろ」というミッションを受けた時に
(@'ω'@)ん?(@'ω'@)ん?(@'ω'@)ん?何だか変だなぁって感じた。
1冊目2冊目の様な激しい事件や犯罪は全く発生しませんでしたが、
風間教官の胸の内を語るシーンも多々ありまして、
とても厳しいんだけど、とてもとても深い愛情が変わってなかった。
鋭すぎる洞察力やっぱり凄い人でした。
資質の無い人間は容赦なく退校を命じるが、決して成績は良くなくては人にはもっていない特技
特徴を長所と捉えそこをのばしてあげようと考える。

生徒の過激な事件が無い分少し淋しさや物足りなさを感じましたが、
ラストはまたまたウルウルさせられました。
まさか…風間の残された左目が…。
気付いていたのは校長だけではなかった。皆気付いていたんだね。

助教になったんだね(*´ `*)
風間だったら変わらず素晴らしい先生を続けていかれるのでしょうね。
このシリーズは終わりなのかなぁ…続編が出ると嬉しいです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 警察小説
感想投稿日 : 2020年3月20日
読了日 : 2020年3月20日
本棚登録日 : 2020年3月20日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする