「自分探し」をする人はブームになるほどたくさんいるけれど、それは「ここにいる自分」を認めたくないからだとずっと思っていた。
鈴子は、自分のしてしまった行動から逃れられない。どこかに自分を探しに行くのではなくて、自分が追ってくる。
初めは、人との交流で鈴子が気づかされていくのかと思っていたけれど、鈴子は自分で、「自分自身に向き合わねばならないこと」に気づいていったのではないか。
最後のシーンも個人的には謎。なぜ「お金を借りて百万円貯めさせないようにする」という"ロマンチック"な手段を取らねばならなかったのか。どうもモヤモヤする。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2015年10月4日
- 読了日 : 2015年10月4日
- 本棚登録日 : 2015年10月4日
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