委員長の初恋という副題の通り、委員長のワンちゃんが主役。
恋愛に興味のないワンちゃんだったけど、司書の牧田先生のことは尊敬していた。
進路希望調査を通して悩んでいる中、牧田先生がパンクロックが好きだと言うことを知り動揺する。
ワンちゃんは牧田先生のことが好きだということに気が付くのだった。
青春溢れる内容。
進路のことがありつつも、基本は恋愛部分が多いので結構ぬるい。
高校で付き合っても進路が違うと自然と疎遠になってしまうことが多いので、川本と藤枝がどうなるるのか気になる。
付き合って卒業後も続いてほしいなあ…。
高校のときの進路希望。
どんな仕事に就きたいかとかなんて考えたことがなかった。
ワンちゃんのように周りに言われるまま、という人も多かったのではないだろうか。
同じく進路に悩む藤枝の何が好きか、何に憧れているか、そんな視点から考えるのもよかったのだなと思える。
図書委員も、当時は全く思わなかったけれど、もうすこしまじめに参加すればよかったな、と、今だから後悔する…。
登場人物たちの恋愛模様よりも、自分の過去と照らし合わせて後悔の渦に苛まれる…。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2014/12
- 感想投稿日 : 2014年12月4日
- 読了日 : 2014年12月4日
- 本棚登録日 : 2014年12月4日
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