昔々、うさぎのまだ耳が短かったころ、うさぎは体が小さくて猛獣たちに襲われていらうので、神様に自分に大きな体を与えてくださいと頼む。
神様は、森の猛獣トラ、一番獰猛なワニ、狡賢いサルの皮を剥いできたら、うさぎの望みを叶えてやろう、と言う。
うさぎは知恵を働かせ、3匹の皮を剥いで、神様のもとへ持って行くと、うさぎは小さな体なのに頭が良い、その上体まで大きくしてしまったら、他の動物たちがうさぎの犠牲になってしまうので、全てを大きくすることは出来ない、一部だけ望みを叶えてやろう、とうさぎの耳を持って放り投げた。
海に落ちたうさぎは、耳だけが長くなっていたのだった。
体が小さいから、危険を察知出来るように耳を大きくしてもらった、という話もあったような気がするけれど、こんな話もあったんだ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2013/04
- 感想投稿日 : 2013年4月18日
- 読了日 : 2013年4月18日
- 本棚登録日 : 2013年4月18日
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