芥川賞候補にもなったのでずいぶん前に買ってそのまま積読だった鹿島田真希さんの作品『女の庭』を読了。二つの作品が収められていて、最初の短編は専業主婦というある意味特殊な職業というかポジションになじめない女性の日々を過ごす中での妄想に救いを求めるお話で、二つ目の作品は母と姉妹という三人の不思議なパワーバランスを持ったチームの中で、そこに実はなじめず自分の妄想の中で妹と母を理解師よとして苦しむ女性のお話だ。どちらも男性が読んで若干の女性が経験するかもしれない特殊な世界のを垣間みることでのお弁口にはなったが、小悦として楽しめたかというと残念ながら全く楽しめなかったのが本音だ。まあ雑読をすすめているとこういう日もあるのは仕方ない。そんなちょっと怖い女性の世界を垣間みせてくれる小説を読むBGMに選んだのは
Lorraine Gellerの"Lorraine Geller at the piano" 。演奏もだけどジャケットが秀逸だ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年1月30日
- 読了日 : 2016年1月30日
- 本棚登録日 : 2016年1月30日
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