森見登美彦さんののエッセイというか、彼が執筆活動を学生時代からはじめ卒業後のアルバイトをしながら出世作を書くあたりに書かれた連載をまとめた作品。友人宅が所有している竹林を整備するということを描いただけなのだか、タイトルに美女とあるように既にあり得ない夢想のテーマを掲げ、友人と取り組んだ竹林整備のおばかなお話です。ほぼノンフィクションであるはずなのだが、森見登美彦氏独特の夢想が縦横無尽に駆使されるので、ただの竹林整備の話で終わるはずがない。こんな話を連載した雑誌の編集長も偉いし、つきあった編集の人間も偉い。森見登美彦付きの編集者は竹林整備に付きあわされるんですから、編集者稼業というものは楽ではなさそうです。そんなエッセイというか、ふざけた読み物ですが、森見ファンであれば楽しめます。
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- 感想投稿日 : 2013年1月28日
- 読了日 : 2013年1月8日
- 本棚登録日 : 2013年1月22日
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