眠りの牢獄 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2013年2月15日発売)
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本棚登録 : 1020
感想 : 96
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奇数章、偶数章で別々の視点から描かれている小説で、最初は繋がりがよく分からないが、読み進めていくうちに奇数章と偶数章が有機的に絡み合い、とある殺人事件の真相が浮かび上がってくるという仕掛けであった。地下室に閉じ込められたシーンで死亡した人の肉を食べるというシーンがあり、文章でありながら、電車の中で嫌悪感丸出しの顔をしてしまった。一見、「交換殺人」であるが、最後に一捻りあり、「なるほどー」と唸らせる終わり方をする。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年3月19日
読了日 : 2013年3月19日
本棚登録日 : 2013年3月15日

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