「文豪とアルケミスト」文学全集

制作 : 神楽坂ブック倶楽部 
  • 新潮社 (2017年10月31日発売)
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本棚登録 : 219
感想 : 12
4

文豪たちのリアルがあった。
夏目漱石と芥川龍之介の往復書簡は、ふたりの関係性のあたたかさと、子供っぽい茶目っ気が感じられて、雲の上の存在である文豪がちょっぴり身近に感じられた。暑い夏の日の午前中、芥川はこの手紙をしたためたのだろうか…。海のにおい、蝉の鳴き声も聞こえる気がするくらい、一瞬にして文豪が生きた時代にタイムスリップできた。

改めて読もうとすると敷居が高いが、こういうゲーム関連の本として出版されたからこそ、手に取りやすい手軽さがあると思う。だから出会えて嬉しかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2021年4月17日
読了日 : 2021年3月14日
本棚登録日 : 2021年3月14日

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