文豪たちのリアルがあった。
夏目漱石と芥川龍之介の往復書簡は、ふたりの関係性のあたたかさと、子供っぽい茶目っ気が感じられて、雲の上の存在である文豪がちょっぴり身近に感じられた。暑い夏の日の午前中、芥川はこの手紙をしたためたのだろうか…。海のにおい、蝉の鳴き声も聞こえる気がするくらい、一瞬にして文豪が生きた時代にタイムスリップできた。
改めて読もうとすると敷居が高いが、こういうゲーム関連の本として出版されたからこそ、手に取りやすい手軽さがあると思う。だから出会えて嬉しかった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2021年4月17日
- 読了日 : 2021年3月14日
- 本棚登録日 : 2021年3月14日
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