虹果て村の秘密 (ミステリーランド)

著者 :
  • 講談社 (2003年10月26日発売)
3.43
  • (34)
  • (83)
  • (178)
  • (14)
  • (2)
本棚登録 : 563
感想 : 101
5

ミステリーランドシリーズ。
何が凄いって、元推理小説好き少年が、現推理小説好き(あるいは好きになるかもしれない)子供に向けて書いたんだもの、面白くない訳がない!星が5つしか無いのが残念。
さらっと推理小説のイロハ、密室物のルールも教えてくれ、主人公と読者に平等に与えられたヒント、あらま本格推理だぞ、これだけじゃない、現代の社会問題、子供なら誰もが抱く大人への疑問、、、文体が、三人称なのに、一人称みたいに子供達に寄り添ってて感情移入しやすいの。でも、三人称だから本格のルールからすると、嘘は書いてないよね?
横溝正史氏の本陣殺人事件で感じた、ミステリを書く・読む事の幸せをこの本でも強く感じました。あー幸せだっ!

12歳の秀介は、この夏休み、クラスメイトの優希と彼女の母親の別荘に避暑に向かう。優希の母親は秀介の憧れミステリ作家二宮ミサトなのだ。別荘はそのミサトの故郷、虹果て村にある。
子供達だけ先に現地入りしたものの、そこで事件が起こる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 推理・ミステリ
感想投稿日 : 2018年2月7日
読了日 : 2018年2月7日
本棚登録日 : 2017年12月10日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする