表題作、初稿・刺青殺人事件含む6編の中短篇集。
初出の雑誌宝石別冊でしか読めなかった初稿版が、収められています。巻末に、江戸川乱歩氏の解説、著者のエッセイ、それとは別に本巻の解説(と、云うか著作・著者研究)もあるという、まるで作家研究書のような一冊です。
妖婦の宿は、ショートショートのような読後感。鮎川哲也の[達也が嗤う]と同じように、探偵作家クラブの犯人当てコンテストに出された一作だそうですが、流石、面白かったです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
北村薫さんつながり^^)
- 感想投稿日 : 2012年8月12日
- 読了日 : 2012年8月12日
- 本棚登録日 : 2012年8月12日
みんなの感想をみる