ゲーム理論・入門 新版--人間社会の理解のために (有斐閣アルマ)

著者 :
  • 有斐閣 (2014年9月18日発売)
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感想 : 15
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前々から興味があったゲーム理論の入門書を読んだ。どの問題も数学的にそこまで複雑なものはなく、説明も分かりやすく、様々なゲーム(戦略、ダイナミック、繰り返し、交渉、進化等)の紹介と具体例を通して理解がしやすかった。交渉ゲームのところは数列グラフを使った均衡点への到達など、数列グラフを使った表現が個人的に昔大学への数学(?)とかで触れたロジスティック写像とか、カオス・フラクタル理論に通じるパスを感じて興味がわいた。また、生物進化に着想を得て発展してきた進化ゲームも面白かった。進化ゲームはよりマクロな統計的な話で、遺伝的アルゴリズムはメカニズムに着目したミクロ視点から進化という統計的性質を再現する理論なのかと想像するが、深く学んでみたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2023年2月4日
読了日 : 2023年2月4日
本棚登録日 : 2022年6月12日

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