公子風狂: 三国志外伝曹操をめぐる六つの短篇 (講談社文庫 ふ 43-5)

著者 :
  • 講談社 (2001年3月1日発売)
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公子風狂(曹操&丁夫人)
青青子衿(曹昂)
憂愁佳人(曹丕&甄夫人)
女王の悪夢(郭皇后)
仮面の皇帝(曹叡)
曹操の死(曹操)
以上、曹家にまつわる6編です。個人的には藤さんの三国志作品の中では一番好きです。

公子風狂、青青子衿は2作を通して読んでこそって気がします。青青子衿は曹昂が主役なのですが、描かれているのは曹操の姿でもあるところが面白いです。曹昂が主役なんてそれだけで珍しいですが、かといって無条件で曹昂ファンにお勧めできるかというと……。良い子なんだけど、漢とか大丈夫とかでは無いなぁと……(笑)

これで藤さんは曹昂、曹丕、曹植と曹操の息子たちの話を書いてきたことになるわけですが、曹彰や曹熊、それに曹沖なんかの話もいつか書いてくれたりしませんかねぇ。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 三国志
感想投稿日 : 2009年3月9日
本棚登録日 : 2009年3月9日

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