今回は主に過去の話。
お父さんの浮気の話。
そんな浮気を知っておきながら見て見ぬ振りのお母さん。
いけないと思いつつも深みに嵌ってしまった女。
そのどちらにもなりたくないと水帆は強く思うのだけれども…。
なんか思春期って潔癖症だよなと思う。
そういう時期、私にもあったな。あんな風にはなりたくない、って。
そして深みに嵌って、パンドラの箱を開けてしまった水帆。
成海のことが知りたい知りたい。
そんな欲求から、あけてしまった開かずの扉。
そこにあったのは「記録」。
成海の子供の頃の客観的な記録、記録、記録。
子供を実験対象としていた成海家の実態。
自分が母親の実験道具にされている。
そう知ったとき、成海はどうしたんだろうか?
この事件以来卒業まで成海と過ごすことがなくなった水帆。
開けようとした心をまた閉じてしまった水帆。
住吉くんのことも、なんていわれようと
水帆は水帆なりに好きだったんじゃないのかなと思う。
でも結局閉じたままだった。
閉じたままの心では伝わらなかった。
なんかせつない。
閉じてばかりいた水穂が
目を開けていくことを決心した巻でした。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
漫画
- 感想投稿日 : 2011年1月27日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2011年1月27日
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