Piece 3 (フラワーコミックス)

著者 :
  • 小学館 (2009年12月24日発売)
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本棚登録 : 404
感想 : 21
5

今回は主に過去の話。
お父さんの浮気の話。
そんな浮気を知っておきながら見て見ぬ振りのお母さん。
いけないと思いつつも深みに嵌ってしまった女。
そのどちらにもなりたくないと水帆は強く思うのだけれども…。
なんか思春期って潔癖症だよなと思う。
そういう時期、私にもあったな。あんな風にはなりたくない、って。

そして深みに嵌って、パンドラの箱を開けてしまった水帆。
成海のことが知りたい知りたい。
そんな欲求から、あけてしまった開かずの扉。
そこにあったのは「記録」。
成海の子供の頃の客観的な記録、記録、記録。
子供を実験対象としていた成海家の実態。
自分が母親の実験道具にされている。
そう知ったとき、成海はどうしたんだろうか?
この事件以来卒業まで成海と過ごすことがなくなった水帆。



開けようとした心をまた閉じてしまった水帆。
住吉くんのことも、なんていわれようと
水帆は水帆なりに好きだったんじゃないのかなと思う。
でも結局閉じたままだった。
閉じたままの心では伝わらなかった。
なんかせつない。

閉じてばかりいた水穂が
目を開けていくことを決心した巻でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 漫画
感想投稿日 : 2011年1月27日
読了日 : -
本棚登録日 : 2011年1月27日

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