卵の緒 坊っちゃん文学賞

著者 :
  • マガジンハウス (2002年11月21日発売)
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本棚登録 : 224
感想 : 22
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「親子の絆はへその緒でも卵の殻でもないこともわかった。それはもっと、掴みどころがなくてとても確かなもの。だいたい大切なものはみんなそうだ。」

血が繋がっていなくても、親子は親子。言葉で説明できるほど単純なものではない。
その感覚がこの文章にうまく表現されている。

子どもに聞かれたことに、自分の信念を持って答える母親の姿が素敵だなと思った。
当たり前の答えを教えるのではなく、自分の答えを子どもに伝える、その姿勢から学ぶものがあった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2021年4月5日
読了日 : 2021年4月5日
本棚登録日 : 2021年4月5日

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