ちくま日本文学全集 57 岡本綺堂

著者 :
  • 筑摩書房 (1993年7月1日発売)
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本棚登録 : 59
感想 : 7
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杉浦日向子さんが書いた解説を別の本(「うつくしく、やさしく、おろかなり ー私の惚れた「江戸」」)で読んで、これは読まねば、と思って読んだのだけど、出会えて本当に良かった。 江戸の息吹を伝えてかつ、読み物としても断然面白い。半七捕物帳より5篇、三浦老人昔話より4篇、青蛙堂鬼談より2篇、戯曲から「修禅寺物語」と「相馬の金さん」。 解説の言う通り、メインディッシュばかり並んでいる。 現代的仮名遣いになっていて抵抗感無く読める。 岡本綺堂入門書として最適。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 時代小説
感想投稿日 : 2013年7月8日
読了日 : 2013年6月1日
本棚登録日 : 2013年5月31日

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