確かな知識に裏付けされた様々な現場での経験から発せらる川上先生の言葉には重みがあり、「マルトリートメント」について危機感を持って本書を書かれたことに強く惹きつけられました。川上先生は『子どもへの「無理解」「誤解」から誤った評価が生まれる。』と書かれています。例えば姿勢が保持できない、授業に参加しようとしないといった子どもは怠けているのではなく、ボディイメージの未発達や感覚のつまずきなどが原因かもしれないという、子どもを理解するための「正しいものさし」を現場の教師は持つことが必要です。
一人ひとりの子どもの実態は多様なのに、これまでの指導経験や出会ってきた子ども達からステレオタイプ的に認知バイアスをかけてしまうことがないか、改めて気をつけなければいけないと思いました。
『子どもは「金平糖」のようなところがある』と心に留め、伸び代を埋めていくような指導観を大切にしたいです。
そして子ども達とラポールを築き「内面世界の代弁者」になれるよう、日々笑顔を絶やさず子どもたちが安心できる場を作っていきたいです。
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- 感想投稿日 : 2022年12月28日
- 読了日 : 2022年9月3日
- 本棚登録日 : 2022年9月3日
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コメント 3件
workmaさんのコメント
2023/02/26
アボカドさんのコメント
2023/02/27
workmaさんのコメント
2023/02/27