宇宙法則という言葉にびっくりしてしまって手に取った。小林正観さんの本は今までに何冊かを読んだが、本人が今までの人生を振り返り本音が吐露されている点で、一押しの本である。
著者が40年間この道にかかわってきた結果、「幸せという絶対的物質はこの地球上には存在しない。おそらく宇宙にも存在していない。だけでも幸せという現象は存在する」という結論には目を見張った。
また、夫と息子に悩む主婦については、あなたは明るい家庭になってほしいと願っているけども、その願ってばかりのあなた自身が愚痴ばっかりで家族のなかでは一番暗いという指摘にはなるほどと腑に落ちた。そのあと、主婦は若いときに好きだったダンスを始めたことで明るさを取り戻し、その姿をみた引きこもりの息子がどうしてお母さんは最近楽しそうなんだろうと気持ちがかわってダンス教室に通い始めたエピソードはおもしろいと思った。
手元に置いておきたい一冊。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
10 哲学
- 感想投稿日 : 2013年9月22日
- 読了日 : 2013年9月22日
- 本棚登録日 : 2013年9月22日
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