今年映画化ということで、なんと12年ぶりに再読。
小学校の図書館で、上巻表紙の青空と下巻表紙の夕焼けがとてもキレイで目立っていた思い出が。
当時を振り返りつつ、表紙が同じ講談社文庫にしました。
当時はなんの疑いもなく、「Hっておもろい子やなぁ」「戦争ってあかんなぁ怖いなぁ」と思いながら読んでいましたが、批判的なレビューに書かれている通り確かにちょっと左寄りですし、史実と異なる部分もあるそうです。
ですが、これは自伝っぽいフィクション小説だと割り切れば楽しめます。
父・盛夫の質問に対して丁寧に答えてくれるところがとても素敵。
母・敏子といい夫婦だなぁとしみじみ感じました。
Hが頭を使ってお小遣い稼ぎの商売するエピソードやなんでもかんでも興味を示すあたりが、いかにも河童さんで面白いです。
小説としては好きなのですが、いつか自分の子どもに読ませるとしたら他にもいくつか同時期に読んでほしいかな、という感じです。
「永遠の0」なんかといっしょに。
終戦記念日までには下巻も読み終わりたい。
2013/08/05-09
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
novels
- 感想投稿日 : 2013年8月10日
- 読了日 : 2013年8月9日
- 本棚登録日 : 2013年8月5日
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