人気絶頂の頃に友達に貸してもらって読んだけど合わなかった。つまり「このくだらない美しい世界」とか何とか言いたいんでしょうか。世の中の矛盾や理不尽さについて客観的に淡々と語られていくだけだけど、そんなものはここに書くまでも無く当たり前の事で、私たちはそういう世界の中で生きているし、私たちが信じている常識は非常識にもなりうるものだし、もし矛盾に気付いたとしてもそれに折り合いをつけて生きていかないとこの社会に居られないわけで。だからこの小説は単に現実というものを分かりやすく示しているだけなのでそこには何の感慨も湧かなかった。
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文庫
- 感想投稿日 : 2006年9月29日
- 本棚登録日 : 2006年9月29日
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