バカヤロー経済学 (晋遊舎新書 5)

著者 :
  • 晋遊舎 (2009年5月12日発売)
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感想 : 54

科学者として著名な竹内氏が経済を覆面先生(高橋洋一郎氏か?)に学ぶという本。科学者の目で見た日本経済の常識が、いかに変てこりんかというのが解かる。特に日銀総裁に対する見方はことのほか厳しく、今の白川総裁はまぁまだ良いとして、前任の福井総裁、速水総裁は経済については全くの素人であり、根本的なことを理解していないくせに、ろくでもない金融政策を行い、日本を苦境に陥れたと断罪する。しかしこの本で驚かされることはこの先生が(高橋洋一郎氏だとして)本の出版直前に窃盗容疑で警視庁に逮捕(起訴猶予)され覆面としてしか出てこないことである。この本でもそうだが、常日頃より政治家や役人をこき下ろしていた氏が冤罪で逮捕されたという憶測まで出る始末である。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2015年1月16日
読了日 : 2009年10月23日
本棚登録日 : 2009年10月23日

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