文庫 イヤなものはイヤときっぱり伝える対話術 (草思社文庫 ベ 2-1)

  • 草思社 (2016年6月2日発売)
3.00
  • (0)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 8
感想 : 1
3

いわゆる「アサーション」と呼ばれる自己主張の方法について、事例などをまじえて主に女性向けに書かれた実用書で、アサーションという言葉を使わずに、アサーションの実践方法が書かれている。

自分の感じたことをアサーティブに伝えることは難しいことである、という前提のもとに上司やパートナーなどに「自信を持って自分の思いを伝える」ようになれるにはどうしたら良いのか、を丁寧に解説してある。

アサーションに関するざっくりとした書籍を1冊読むとわかるが、大抵は情報が不足しているように感じることが多い。より実践的できちんと書かれた内容を求めると、途端にアブラモビッツ『ストレス軽減ワークブック』のような大著になってしまいがち。そうした面から、文庫ながら「きちんと書かれた」この実践的な内容の本書は優れていると感じた。

自分としては『ストレス軽減ワークブック』で定期的に自分を振り返りつつ、困った状況にならないように、ときたま読むのが本書という感じになるか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2018年9月21日
読了日 : 2018年9月21日
本棚登録日 : 2018年9月8日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする