2017/1/9
初耳学という番組で東進の林修先生が紹介していたので気になって読んでみた。
その放送回の中で社会に出て圧倒的に必要な教科は数学であると主張していて、その例としてこの本の話が引き合いに出されていた。
料理とは全く無縁の自分だけど世界各国の料理について著者の解説と共に色々な紹介がされていて、空腹時に読んだらそれが加速してしまいそうな感じだ。
世界にはいろいろな料理の形態や材料の違いがあるが、それらにも共通することがあるのではないかというのが筆者の考えで、その究極が料理の四面体で表させるというものである。
つまり、水、油、空気の3つの要素と火がどのくらいの関わりを持っているのかということを四面体で表した時に、どの料理も必ずその四面体のどこかに属していると表すことができ、一見複雑に見える世界の色々な料理も四面体としてモデル化して考えると実は同じ部類の料理であったりするのであるという考え方で、すごく納得させられた。この考え方をうまく応用できれば色々な料理を発展して作れそうな気がしてきた、のと同時に、モデル化するという林修先生の言ってた数学的な考え方というのはこう言う風に整理して考えたことを表現していくときに役立つんだなあということを実感させられた一冊でした。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年1月9日
- 読了日 : 2017年1月9日
- 本棚登録日 : 2017年1月9日
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