読書間奏文 (文春文庫 ふ 46-2)

著者 :
  • 文藝春秋 (2022年1月4日発売)
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本棚登録 : 196
感想 : 12
5

2021/01/08
SEKAI NO OWARI のピアノ伴奏をしているsaoriさんこと藤崎彩織さんのエッセイ第二弾。ねじねじ録に引き続き読みました。
今回の読書間奏文は、前回のねじねじ録が、結構「セカオワ色」が多かったように感じたところから変わって、本当に日常をsaoriさんが生きていて感じたことや考えたことをsaoriさんが読んだ本の一節を引用しながら彼女の経験を重ね合わせて紡ぎ出された言葉を中心にまとめられています。
バンド活動のことに関してはもちろんそうですが、日頃生活をしている場面で触れた光景、見た光景、経験したことなどを小説の一節と結びつけて考えていくことができる凄さと、その発想の素敵な感覚に驚かされっぱなしです。
ミュージシャンとしての表現者であるsaoriさんと作家、小説家、執筆家(?)としての藤崎彩織さんの二つの側面をこの本からも垣間見ることができる素敵な一冊になっていると思いました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年1月8日
読了日 : 2022年1月8日
本棚登録日 : 2022年1月8日

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