2017/2/14
外山滋比古さんの本であるが、内容は結構な量が思考の整理学と被る部分があるなあという印象。勉強のコツは脳や体をうまくかつ効率よく使うことにある。勉強している時は脳を使う。運動をしている時は体を使う。両者は違うようで実は同じ理屈なのであると書いてある。今の学校での勉強は理屈にかなっているものとそうではないものがある。例えば、前者については、時間割。違う教科の勉強を休み時間を挟みながら何時間かずつやって行くことは脳の切り替えにすごくよく、勉強の効率が上がる。また、机を使ってやる時は座り心地の良いものではなく、背板が固いような椅子に、机を用意して勉強すると良いそうである。また、後者については、昼を食べたすぐの勉強は、消化にエネルギーが使われてしまうため、眠くなってしまうのは自然のことなのである。また、座っているよりは姿勢を正しくして授業を受ける、極端なことを言えば立って授業を受けたり、ノートを書いたりしたほうがより効率が上がる。また、1つのことを一生懸命やっていても効率が良いわけではなく、収穫逓減の法則が人間の勉強にも当てはまるのだという。色々な勉強に関して効率よくやるにはどうしたらいいかというノウハウや知恵が詰まった一冊だと思う。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年2月15日
- 読了日 : 2017年2月15日
- 本棚登録日 : 2017年2月15日
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