中学生の頃、図書室で見かけたピンク色の可愛いお菓子のパッケージのような表紙の本。結局在学中に読み終わらなくて前半部分までしか読めず、大人になった今もたまにふと思い出していました。
先日図書館でタイトルはうろ覚えでしたが「ショコラ」で検索をかけたら、見事文庫本サイズを発見!嬉しさのあまり速攻借りました。
後書きで訳者さんも書かれていますが、タイトルの通りチョコレートや美味しそうな料理がたくさん出てきてお腹がすきます(笑)
物語は小さいとある村のカーニバルの日に、若い女が幼い娘を連れて訪れるところから始まります。
その一人の女性がひとつの村を、人々を変えていく。良い方にも悪い方にも。
文化の違いもありあまり宗教的な事は理解出来ませんでしたが、結局のところ、甘くて美味しいチョコレートがあればみんな幸せだよね!ってことで自分の中で片付けました(笑)
村で起こる様々な事件や人々の想いや人間関係、それぞれの生活。
本当にどこかの国でありそうでないような、そんなお話。
主人公のヴィアンヌのような強く生きる女性や、アルマンドのような不思議なおばあさんがどこかで実在したらいいなぁなんて思います。
ほんの少しだけファンタジー要素を含んでいて、でもファンタジー過ぎなくて、絶妙なバランスでとても読み応えがありました。
とりあえずホット・チョコレートを飲んでみたい。
後編のブラックベリー・ワインもこれから読みます(*^^*)
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年1月11日
- 読了日 : 2022年1月11日
- 本棚登録日 : 2021年12月24日
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