雨が降りしきる町の一角で、ミートソーススパゲティに顔を突っ込んだ死体が発見される。部屋には大量のスパゲティとミートソースの缶。状況から、延々とスパゲティを食することを強要された後、犯人に腹を蹴られた事で胃が破裂して死んだことが伺える。
次いで発見されたのは弁護士の死体。身体の一部が切り取られ、天秤の一方の皿に載せられていた。状況から、やはり強要されて自ら自分の身体を切り取った後、失血死したことが伺える。
それぞれの部屋からは「GLUTTONY(大食)」、「GREED(強欲)」の文字が残されており、犯人は聖書に記されている「七つの大罪」に絡めて事件を起こしていることが判明する。警察は残された手がかりから容疑者宅を強襲するのだが――。
「罪」に憑かれた犯人に翻弄される、現実に疲れた老いた刑事と精力溢れる若き刑事。二人に訪れる驚愕の結末に、あなたは耐えられるか!
驚愕と戦慄必至の傑作サスペンス。
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初めて観た時、中盤までの、雨を利用した鬱々とした雰囲気。終盤の打って変わったうそ臭い晴天の乾いた感じが物語を盛り上げ、そしてラストのあの展開に息ができませんでした。演出がとにかく上手かったし、キャストも適役ばかり。ソウが面白かったと感じた人なら観て損はない映画です。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
映画:サターン賞(娯楽映画のアカデミー賞)受賞作
- 感想投稿日 : 2013年1月20日
- 読了日 : 2013年1月19日
- 本棚登録日 : 2013年1月19日
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