あぁ、今の気持ちをどう表現していいのか、
不思議な愛おしさでいっぱい。
自分は友達より賢いと思い込む、
ちょっぴりナマイキな小学生、なっちゃんが主人公。
毎日一緒に散歩する、しっぽのちぎれた彼女。
夜のお仕事をしている、アバズレさん。
屋上で待っていてくれる高校生、南さん。
美味しいフィナンシェを作ってくれるおばあちゃん。
もしかしたら、私も会っていたのかも…。
大人になるということは、子供のころに見えていたものが見えなくなること。
そんなふうに思ってました。
でも、必ずしもそうではないんですよね。
これからの出逢いの中にも、私にとっての南さんやアバズレさんやおばあちゃん、
そしてしっぽのちぎれた彼女がいるのかもしれません。
そう考えたら、どんな出逢いもおろそかにはしたくない。
幸せな未来を、うっかり見落とさないように…。
「しーあわせはーあるいーてこない。だーからあるいーていくんだねー♪」
「ナーナー!」
しっぽのちぎれた彼女と一緒に散歩して、
幸せとは…、と思い巡らす心楽しい時間でした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
さ行
- 感想投稿日 : 2016年7月29日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2016年7月29日
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コメント 4件
あいさんのコメント
2016/08/08
杜のうさこさんのコメント
2016/08/08
ortieortieさんのコメント
2016/08/23
杜のうさこさんのコメント
2016/08/24